Safinà -サフィナ
今からおよそ3000年前の南イタリア中部地域に、
自然のリズムによって育まれ高度な知恵を持った
Sanniti Pentri(サンニーティ・ペントリ)
という民族が暮らしていました。
彼らはSafini(サフィニ)と称され
勇敢な民族として
豊かな自然のこの地を守り続けていました。
1979 年、
優れた芸術作品を生み出すザッカレラ家が、
このSafiniが何世紀もの間暮らした地に
窯元を創立しました。
2 代目となる息子のアンジェロとシモーネは、
先代が築き上げた陶芸の魅力をさらに引き出し、
そしてこの地で活躍したSafini を称えて
Safinà(サフィナ)を生みだしました。
ブランドの象徴としてロゴには、
Safini の巧みな技術の結晶である
矢じりが表現されています。
ザッカレラ家の窯元と陶芸工房は、
日本の”樂焼”の技術を通して
職人の手で
ひとつひとつの作品が巧みに生み出される
世界でとても数少ない
イタリア人陶芸職人の窯元です。
陶芸職人アンジェロとシモーネの兄弟は、
洗練された発想に基づいて
各作品を手作りで
完璧に作り上げる制作過程を通じて、
陶芸職人としての創造性を豊かにし、
日々陶芸に励んでいます。
A Montaquila dove nasce Safinà
-サフィナの陶芸作品が生まれる豊かな大自然の村
南イタリアの山と森の大自然に囲まれた
モリーゼ州モンタクイラ村。
ローマから列車と車でおよそ2時間半の
標高約500mの山あいに位置しています。
石造りの由緒ある家々が寄り添い佇み、
頂上のモンタクイラを象徴する教会が
村を見守っています。
教会の前の広場からは村を囲む大自然を一望でき、
大自然の豊かさを教えてくれます。
朝は小鳥の囀りとともに時計台の鐘が響き渡り、
夜になるとオペラ、オーケストラの生演奏や
舞踏で広場が彩られます。
村人たちは、この地の豊かな自然と
数千年の歴史ある風土、伝統を深く愛し、
互いに家族としての絆を大切に、
この村での人生を愉快に楽しく、
日々暮らしています。
たくさんの魅力に溢れた
モンタクイラ村から生まれた
陶芸職人アンジェロとシモーネの芸術作品を
ご覧ください。
Artisti -陶芸職人
Safinàの作品は、イタリアモリーゼ州出身の
陶芸職人アンジェロとシモーネ・ザッカレラ兄弟の
信頼関係が築く結晶です。
彼らは若い芸術家にも関わらず、
陶芸職人として
著名な父親アントニオ・ザッカレラ氏の工房で
20年以上に亘り修行を重ねて
個性的な作品を制作しました。
そしてSafinàの作品を実現するために
たくさんの知識と経験を得て、
技術と美的感覚を磨いてきました。
窯元を訪れる世界中の芸術家との出会い、
世界各国への旅そして弛まぬ研究は、
アンジェロとシモーネの樂焼という
陶器の芸術作品を生み出す源となっています。
兄弟が生む斬新な描写
アンジェロ・ザッカレラは
ビジネス経営学の修士号、
シモーネ・ザッカレラはローマの有名芸術学校
アカデミア・デッレ・ベッレ・アルティ・ディ・ローマの
修士号を持っています。
アンジェロとシモーネの兄弟は、
彼らが学んだことがビジネスと芸術において
お互いを支え合って相乗効果となり、
そして現代美術の世界を注目して活躍しています。
Safinàの作品の特徴と芸術的な制作工程は、
彼らが暮らし働く地域に定住していた
Safini民族の歴史的知恵を基本としています。
Laboratorio -工房・窯元
日本の樂焼に魅せられて
16世紀初めに日本で普及した
茶の湯(茶道)と深く結び付き、
1960年代末にはヨーロッパ全土に広がった樂焼。
1980年から先代のアントニオは、
日本の樂焼の技術、
高貴さそして芸術性に魅了され、
陶芸作品の表現を探究し続けました。
土、火、空気、水
そして2人の息子アンジェロとシモーネの兄弟は、
日本で最も著名な陶芸職人の家元の名がある
樂焼の芸術を彼ら自身で学び直しました。
二人は芸術家として、
陶器の基本材料にあたる「土、火、空気、水」の
4つの要素を使うことで
作品が育まれ、完成するという樂焼の哲学との
調和や技術によって
最大限に作品に表現できることを見出しました。